武蔵小山で水遊びができる公園といえば林試の森公園が有名ですが、もう一ヶ所、水にまつわる遊びができる公園があります。
武蔵小山駅から徒歩15分。碑さくら通りの近くにある清水池公園です。その名の通り、大きな池が特徴の公園です。
釣りのできる公園
清水池公園には4ヶ所の入り口があります。武蔵小山駅側から来ると、こちらの入り口に辿り着きます。
入り口のすぐ横には、駐輪場。駅から少し距離があるため、利用している方が多いようです。特に子どもを連れたパパママには、自転車を止められる場所があると大助かりですね。
公園に足を踏み入れると、すぐに見えてきます!清水池です。噴水がふたつあってもまだ余裕が…!本当に大きいですね。公園の半分以上を池が占めているように感じます。
そして見てお分かりかと思いますが、この公園はなんと釣りができるんです!
実は清水池公園は、都内では珍しい釣りができる公園として有名です。大きな池を取り囲むようにベンチが並んでいるので、自分で道具を持ってくればタダで釣りをすることができます。
こちらでは、ヘラブナが釣れるようです。吊り上げた魚は、ちゃんと池に戻してくださいね。
ベンチに空きがないほど、大人の方を中心にみなさん釣りを楽しんでいました。
ちなみに来ていた方にお話を聞いてみると、こちらのヘラブナは釣りに慣れていてなかなか手強いそうですよ!利用時間やルールを守って、ぜひ釣りに挑戦してみてください。
公園の奥の方まで行くと、遊具がある広場もあります。こちらは子どもたちでにぎわっていました。
ブランコや滑り台、アスレチックに砂場。ベーシックな公園の遊具は基本的に揃っています。かなり広さもあるので、端っこではボール遊びをする子も。
看板のトーテムポール、こちらのアヒルといい、個性的なデザインの遊具が目を惹きます。思わず写真を撮りたくなるデザインばかりです。
実は釣りだけではなく、こちらでは水遊びができるじゃぶじゃぶ池もあります。
ジグザグに流れる水路のような形で、それなりに長さもあります。浅めの水量で適度な木陰もできる場所なので、小さな子も遊びやすいかと思いますよ。夏場のみの稼働になっておりますので、シーズンにぜひ行ってみてください。
清水池公園の歴史
清水池公園がある目黒本町は、比較的ゆったりとした静かな住宅街です。
では、この閑静な住宅地のど真ん中に、なぜこんなにも大きな池があるのでしょうか?
実は清水池は、碑文谷村共有の水田灌漑(かんがい)用のため池として活用されてきた池なのです。
この土地が農村だった頃、人々の生活を支える大切なため池でした。また、碑文谷池と同様に自然の湧水池であり、立会川の水源でもありました。
そのため、時代が変わり環境が変わっていく中でも永久保存するために、今のような公園という形になったそうです。
清水池は、今も昔も地元の人々の生活を支えてくれる大切な池なのです。
神社のある公園
実は、公園に入ってきてすぐ、池のほとりには弁財天を祀っている祠があります。
弁財天といえば、七福神の馴染みのある神様ですね。市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)という別称があり、芸能の神様さまと言われています。
こちらは昔、碑衾村人々が、水が汚れたり枯れたりしないようにと、清水池の守護神として建立したものです。それだけ清水池は、無くなっては困る人々にとって大切な存在だったんです。
都内でも珍しい釣りが楽しめる公園、清水池公園。釣りがお好きな方はもちろん、遊具も広さもある公園ですので、お子さんのちょっとしたお出掛けにも最適ですよ。ぜひ行ってみてください。
清水池公園
住所:東京都目黒区目黒本町2-12-10
アクセス:東急目黒線 武蔵小山駅から徒歩15分