日本野鳥の会直営ショップ!オリジナルアイテム多数の「バードショップ」|不動前

不動前には、日本で最古の自然保護団体である「日本野鳥の会」の本部事務所があります。野鳥に興味があるなしに関わらずどこかで、一度は耳にしたことのある名称ではないでしょうか。

かつては、年末のおたのしみでもある“紅白歌合戦”でラストの集計なども担っていた団体です。当時、短時間でササッと数えられるあの技には「スゴイ人たちがいるものだ~」とリスペクトした記憶が甦りました。

そこで今回は「日本野鳥の会」についてご紹介いたします。

こちらの会は、1934年に僧侶や歌人であった中西悟堂が、発足したそうです。

当時、野鳥は「飼うか、食べるか」といった考え方が一般的であった時代に、「野の鳥は野に」といった思想をかかげ、野鳥の保護を通した自然保護活動に尽力されたそうです。

現在も日本各地にある86の支部(関連団体)とともに、“野鳥を守る”・“野鳥に親しむ”を理念とし活動をなさっている歴史ある公益財団法人です。

そのような意義ある「日本野鳥の会」は本年90周年を迎えられ、お店には色々な興味深い商品が並べられています。

さっそく伺ってみましょう~!

鳥たちの声が聞こえてくる店内

日本野鳥の会の事務所が入る丸和ビルの3階には、事務所併設の直営店“バードショップ”がオープンしています。明るく爽やかな店内には、鳥にまつわるオリジナルTシャツから文具・雑貨とさまざまな商品がディスプレイされています。

近頃は海外からのお客様も多く、イベントが重なった土曜日は、店内が一気にいっぱいになることあるそうです。

そこで本取材にお付き合いいただきました、普及室の齋藤さんに会の成り立ちからショップでの売れ筋などを教えていただきました。

優れたオリジナル商品たち・・

ショップには、野鳥観察などに役立つアイテムがそろっています。

こちらのおしゃれな長靴は、店内で一番人気だそうです。

実際に持ち上げてみて、最初に驚いたのはその軽さ!

通常売られているものに比べると半分以下の重量なのではないでしょうか。

またクルクルと巻いて収納できるので、スニーカーサイズまでコンパクトになり専用収納バックにしまえることもうれしい点です。

この商品は、日本野鳥の会の会員の方が北海道にバードウォッチングに行かれた際に、ホームセンターで売られている田んぼ用の長靴を使ったところコンパクトにたためてとても便利だった事から、「こんな長靴を作ったらどう?」と情報をもらったのがきっかけで誕生したそうです。

また2016年には、優れたデザインにおくられる“グッドデザイン賞”にも輝いた長靴です。

これならバードウォッチングに限らず外での作業やアウトドアでもステキに履きこなせると思います♪

ラベルのイラストも魅力的な、バードフレンドリー豆を使った日本野鳥の会のオリジナルブレンドコーヒー。

渡り鳥にとって重要な中継地である中南米の森の自然を守りに配慮しながら、“木陰で栽培”し有機栽培で生産された豆なんですって。

なお、このオリジナルブレンドを作った小川珈琲は、日本で初めてバードフレンドリーコーヒーの販売に踏み切った企業なのだそうです。

観察におすすめのハンディ図鑑などもいかがでしょうか。

パラパラと開いてみたのですが、サイズ感もちょうどよく野鳥のイラストもカラーで見やすかったです。

野鳥の似た種類を同じページに集めているので、比較しながら種類を探す際にも便利そうです。

先ほどの長靴を履き、図鑑をもって首から双眼鏡をかけたら、バードウォッチャーの出来上がり!!

豊かな自然を未来にのこそう!

“日本野鳥の会”は運営費の大半を会費や寄付等によりまかない、活動されているNGO団体です。

全国に86支部あり、地域の方々が自然に親しむことができる直営施設や受託施設も数カ所あるとのことです。

都内では、大田区にある“東京都立東京野鳥公園”などもそのひとつとのことでした。

現在、日本の野鳥の15%にあたる約98種が絶滅の危機といわれており、保護活動の一環としてこうした寄付も意義深いのではないでしょうか。

今回寄付に参加させていただいた“ピンバッチ”は、在庫状況にもよりますが数種類の野鳥さんから選ぶことができました。

新しい趣味を始めてみたい方や寄付に参加してみたい人は、ぜひ日本野鳥の会“バードショップ”に足を運んでみてくださいね!

日本野鳥の会 バードショップ
住所:東京都品川区西五反田3丁目9-23丸和ビル3F
アクセス:東急目黒線「不動前駅」徒歩約5分
TEL:03-5426-2624
営業時間:11:00~17:00
定休日:日曜・祝日・年末年始

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。