都内なのに天然温泉でリラックス？！武蔵小山「武蔵小山温泉　清水湯」

エリア＆駅	東京都品川区小山東急目黒線武蔵小山駅
カテゴリー	レジャー温泉

東京都内で天然温泉が出ることをみなさまご存じでしょうか？

実は温泉密度でいうと、東京都は都道府県別で3位、23区だけだと全国で1位の密度で温泉があるんです。

少し温泉を知っている人なら、蒲田で黒湯の温泉が出ることが有名です。

ここ品川区、武蔵小山でも温泉が出るんです！

住宅街のど真ん中の温泉！

今回ご紹介するのは「武蔵小山温泉　清水湯」。場所は武蔵小山駅から歩いて5分のところにあります。

駐車場もあるのですが数台に限られており、常に満車状態。

お車でいらっしゃる場合には近くのパーキングの情報もサーチしておくといいでしょう。

比較して、駐輪場は広く停めやすいのでおすすめです。

少し遠くからでも来やすいのはうれしいです♪

ひっきりなしにお客さんの出入りがあり、それだけ人気なんだと感じます。

入浴券はなんと銭湯料金！

都内の天然温泉の施設の相場は約1000円前後なので、とてもお安いです。

清水湯は大正13年創業から、武蔵小山で地域のお風呂を担ってきました。家計に負担のかからない銭湯料金で、多くの人に温泉を楽しんでもらいたいという気持ちで、この価格設定にしているそうです。

とても地域のことを考えられていて、それが地域の人にも愛される理由なんだなと思います。

利用券を買ったら、フロントのお姉さんに渡して中に入ります。

都内の温泉だからこそ！

広い脱衣所内のロッカーは100円リターン式。

洋服を預けたら、かけ湯をして浴場へ。

シャンプーやボディーソープの備え付け、貸しタオルなどの無料アメニティはないので、持ってくる必要があります。その点は普通の銭湯と同じです。

もし手ぶらで来た場合には、入口でおふろセットを130円で購入することができます。

こだわる方なら、オリジナルタオルの販売もあります。

さていざお風呂へ！内湯は真っ黒なお湯で、足を入れると膝下より下が見えません。すこしぬるっとする感覚があり、肌をなでるとつるっとしていきます。

隣には水風呂がありますが、こちらも黒湯です。実は水風呂を天然温泉でできるのは都内だからなんです！

火山に近いところでは、地下にしみ込んだ水がマグマで温められた状態で源泉が湧きます。一方で東京の温泉は、太古の海水を由来としている「化石水」であり、25度未満の状態で地下に眠っています。

なので体を温める温度になるように温めなおされています。逆に、源泉そのままを流せば水風呂になります！これは東京だからこそできることなのです♪

内湯を楽しんだ次は、ガラス扉が2枚と「月下美人の湯」という文字の先にある露天風呂へ。

吹き抜ける風が気持ちがよく、植えられている植物がサラサラとなびく様子に風情を感じます。

入って目の前にぬるめの黒湯があります。浅めのお風呂なので、半身浴で長湯することができます。

階段を上ると…黄金の湯があります！まるで某有名アニメ映画の湯屋のシーンに出てきそう。
黒湯が採掘できる深さよりもさらに深いところから湧き出るお湯です。

銭湯初の大深度温泉であり、初の療養泉として認定されているそうです。
大深度温泉とは、深度1000メートル以上の掘削により温泉を採取しているものです。

清水湯は家族連れも多いのですが、お年寄りの方も見かけます。
挨拶をしたら「あなたこの時間に見かけるの久しぶりね」なんて会話が聞こえてきて。人の出入りは多いのですが、ちゃんと銭湯コミュニティは存在するんだなと感じました。

そして、長く滞在する方もいらっしゃり、荷物置き場の至るところに各々が持ち込んだペットボトルが置いてあります。
湯舟から上がってベンチで水を飲みながら一休みし、ふたたび湯舟に浸かっていきます。

お風呂を楽しんだら体を拭いて脱衣所へ。

脱衣所ではドライヤーが備え付け。有料でマイナスイオンドライヤーを使うこともできます。
パウダールームはないので、鏡は持っていく必要がありそうです。