セミが鳴き終わる頃になると、気になってくるのが秋の味覚。そこで今回は、栗をモンブランケーキで楽しもうと思い、「パティスリー・トゥ・ル・モンド」(Patisserie tout le Monde)に行ってきました。
武蔵小山駅から3分の、ひと味ちがう本格的ケーキ店
お店は武蔵小山駅からすぐの、少し奥まったところにあります。
駅のロータリーからはパチンコ店の交差点を西小山方面に進みますが、全長で200メートルほどしかなく、歩いて約3分で着きますよ。
お店にはいつも10〜15種類のケーキが揃っていて、季節のくだものを使ったものもあります。
いまは、こちらのようなシャインマスカットのケーキがたくさんありました。
「パティスリー・トゥ・ル・モンド」のケーキはどれも洗練されたフォルム。その上、材料にもこだわりがあって、ひと味ちがうのが特徴です。
「当店のケーキで幸せになっていただけるように、くだものもできるだけ国産のものを使うようにしています」とシェフ。また、それだけでなく、全国各地の生産者をご自身で巡り、これは面白いなという素材を見つけてくるそうです。
たとえば、上の写真のケーキで黒く見えている巨峰は、ナガノパープルといって皮ごと食べられるものなのだとか。機会があれば産地から直送し、ケーキに使用しているそうです。
また、エディブルフラワーを使ったケーキにも出会えますよ。
写真で見える白い小花は、セリの花だそうです。ぶどうとケーキとセリなんて、面白い組み合わせですね。
いまシェフが取り組んでいらっしゃるのは、バナナだそう。和歌山の農園から、なんと国産バナナを取り寄せる予定といいます。
しかも、それは皮ごと食べられるものなのだとか。バナナが日本で採れるなんて!皮ごと食べられるなんて!全く知らなかった私は、お話を聞いて目を白黒させるばかりです。
いったいどのようなお菓子になるのでしょうか。とても楽しみなので、ぜひお店に来て確かめたいと思います!
焼き菓子も豊富&人気はレモンケーキ
ケーキだけでなく、焼き菓子もこのように豊富です。
いちばんの人気はレモンケーキ。これまで改良を重ねた味で、メディアでも取り上げられているそうです。
レモンケーキ専用のボックスもかわいいですよ。
私が気になっているのは、こちらのハート型クッキーです。ピンク色のハートクッキーはありそうに思えますが、実はあまり見かけないのではないでしょうか…。
もちろん、焼き菓子のギフトボックスもあります。
また、今年から動物のお菓子も登場しています。
こちらはお子さんに特に人気だそうです。動物のお菓子だけを詰めた「動物園」というボックスもあるので、プレゼントにも喜ばれそうですね。
モンブランは和栗を使用
今回私が買ったのは、こちらの和栗のモンブランです。
クリームの上から下の生地までザクッと一気にフォークで突き刺す。ケーキの全部をフォークに乗せて口に入れるのが、私のお気に入りの食べ方です。
こうすると、生クリームと栗ペーストのハーモニーと、サクサク生地のコントラストが全部感じられてたまらないのです。
とても上品な甘さが残るので、食べながら思わず顔がゆるみます。「和栗を使っているので、やはり味わい深く感じます」というスタッフの方の言葉を思い出します。
なにより、栗の実が入っているがうれしいですね。ホクホクとその実を噛みしめるごとに、秋がしみてきました。
「パティスリー・トゥ・ル・モンド」に行くと、ひと味ちがう本格的なケーキに出会えます。ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
「パティスリー・トゥ・ル・モンド」
住所:東京都品川区小山4-2-5
アクセス:東急目黒線武蔵小山駅から徒歩約3分
営業時間:11:00-19:00
電話番号:03-3781-8383
定休日:水曜日