噂には聞いていたのです。
武蔵小山の住宅街に、古民家を改装した趣のある店内で、絶品の欧風カレーがいただけるお店があると…
ただ子連れで伺って良い雰囲気やお味なのかがわからず、なかなか機会を作れずにいたのですが、今回子どもが運動会の土曜日に満を持して!夫婦でお邪魔してきました。
ネット予約も受け付けていて、土日は特に混雑しているそうなので、わたしたちもTableCheckで事前予約。
駅徒歩5分の住宅街に昭和レトロな一軒家
武蔵小山駅から徒歩5分、長年住んでいてもあまり通ったことのない小道をマップを頼りに進むと、丸い小さな看板を発見!
お店の入り口側にまわると、本当に昔ながらの一軒家!といった昭和レトロな佇まいが姿をあらわしました。
住所表示の「トーヨコ・ハイム」のフォントもいい味出してます。
木漏れ日に照らされたノスタルジックな空間
センス良くリノベーションされた、明るく温かみのある店内。
初めてなのに懐かしいような、ホッと落ち着ける雰囲気です。
右にカウンター席、中央に2人掛けのテーブル席、左のガラス戸を挟んでテラス席もありました。
ウッドデッキのテラス席は木漏れ日が差し込み、味のあるタイル貼りのテーブルも相まって、なんだかノスタルジックな空間です。
カウンター席もローテーブルのゆったりした作りで、おひとりさまでも寛げそうですね。
カレーもアラカルトもドリンクもバリエーション豊富
黒板には昼の部のアラカルトとデセールが。
いろいろ頼んでみたかったのですが、2人で食べきれるか自信がなく今回はサラダ1品のみに。
ランチのコースメニューもありました。
時間に余裕がある日は、ゆっくりとコースでお料理と空間を堪能したいですね。
お待たせしましたカレーのラインナップはこちら。
12時半頃に伺いましたが、すでに今月のカレーとほうれん草のトッピングは大人気で売り切れ。
悩みましたがやはり初訪問ということで、看板メニューの『ボンクルール特製ビーフカレー』と『ハーブバター香るバターチキンカレー』に決定!
ドリンクの種類も豊富で、特筆すべきは生ビールのサイズのバリエーション!
通常サイズに加えて、『プチ』とさらには『一口』まで!
ランチでたくさんは飲めないけど一口だけ味わいたい!と思ってしまうわたしには、うれしすぎるご提案。
噂通りの絶品カレー!ワインの品揃えも秀逸
通常サイズと一口サイズで乾杯!
ヒューガルデンホワイトは、フルーティーな香りにヨーグルトのような酸味となめらかな口当たりで、苦味も少なくとっても飲みやすい。
カレーをいただきに来たのですから、ここはやっぱりラッシーも。
ノンアルコールですが、ふんわり香る自家製アマレットが良い風味で、甘すぎずカレーのお供にぴったり。
前菜には『上の原ハーブガーデンのサラダ』。
ドレッシング自体はシンプルで爽やかな味わいなのですが、しっかり効かせたスパイスがアクセントに。
いよいよカレーの登場です!
まずは『ハーブ香るバターチキンカレー』!
トマトをベースとした野菜の甘味と旨味をたっぷり感じられるルーに、ほろほろチキンと、ハーブバターの風味が相性抜群。
辛さは控えめなのでこれはお子さまでも大丈夫そう。
ありそうで他にない味わいにすっかりハマってしまいました!
そして『ボンクルール特製ビーフカレー』!
別添えのポットに入った3日間煮込まれたというルーは、ガツンとスパイスの辛さもありながら、後にはほんのり甘味と奥行きを感じられて、こちらも後を引くおいしさ!牛肉ももちろんトロットロ!
どちらも季節の野菜がいくつもゴロっと入っていて、食感も楽しめます。
サフランライスも今回は普通にしましたが、大盛りもできるそうです。
本当に時間と手間暇をかけて丁寧に作られたことがわかる、食べる手が止まらない、噂通りの絶品カレーでした!
グラスワインも赤白いただくことに。
遠い昔に一応ソムリエを取得したはずのわたしですが、ワインはお店の方のおすすめが間違いないです!(笑)
白はさっぱり系をお願いしてシャブリ。
シャブリらしいミネラル感たっぷりの爽やかな飲み口で瞬殺。
赤はカリフォルニアのピノノワール。
ピノとは思えないくらいの濃さとスパイシーさがあり、合わせるのが難しいカレーにも負けない味わいでした。
ソムリエでもあるという女性シェフの厳選ワインはどちらも本当においしくて、これは夜もぜひお邪魔したい…!
夜の部は金曜日&土曜日のみの営業
その夜の部は、毎週金曜日&土曜日にのみオープンするそうで、この日置かれていたメニューはこんな感じでした。
どれもこれもおいしそうで惹かれるモノばかりではないですか…夜、絶対来ます。
お会計のカウンターには、すてきな器にショップカードと飴ちゃんたちのサービスも。
ランチは現金のみでしたので、お気をつけください。
夜は各種クレジットカードや電子マネーも受け付けているそうです。
空間と味わい両方に満たされるひととき
帰りは反対側を通ると、大通りに面した方にも入り口がありました。
この小道の雰囲気も良きですね。
フレンチの名店『モルソー』や日吉の有名カレー店『ハイ、ハウアーユー』で経験を積まれた女性シェフが、お店の雰囲気にぴったりの割烹着姿で迎えてくださいます。
優しい接客の女性スタッフさんにも癒され、やわらかい陽がさす、温かみとどこか懐かしさにあふれた店内で、丁寧に作られた絶品カレーをいただき、満足感たっぷりの幸せな時間となりました。
次回は月替わりカレーもいただいてみたいし、トッピングにもチャレンジしたい、そして夜の部でおいしいお料理とワインをもいただきたい…!
ようやく初訪問が叶ったかと思えば、新たに叶えたい欲望が山積みです。
ボンクルール
住所:東京都目黒区目黒本町5-12-2
アクセス:東急目黒線「武蔵小山駅」より徒歩約5分
TEL:03-6318-7014
営業時間:昼の部 11:30〜売り切れ次第終了(土日祝日は11:00〜)
夜の部 金&土曜日 17:00〜21:00(L.O.)
定休日:月曜日
Instagram:@french_curry_boncoureule