歩いて行くだけで、かなり良い運動になります。
以前訪れた武蔵小山の居酒屋さんに行った時に、中延の酒屋さんからお酒を仕入れていて、料理にあうペアリングを考えてくださっているとお聞きしました。
その酒屋さんが気になり行ってみることに。
今回は武蔵小山の酒屋さん「シュウ・サケ・コーポレーション」をご紹介します。
目を引く看板にひかれていくと…
大きく「酒」と書かれた入り口が特徴の「シュウ・サケ・コーポレーション」。
場所は、東急池上線の荏原中延駅と東急大井町線の中延駅を結ぶ商店街のど真ん中にあります。
入り口には、どどんと「復活!有料試飲」の文字。
入り口に貼ってあるステッカーの通り、支払い方法もいろんな種類が使えて便利です。
オーナーは塾長?!
お店に入って目の前には日本酒のセラー!
この迫力に日本酒好きはテンションが上がること間違いなしです。
有名銘柄が混ざっているのをみると、ほかにもどんなお酒があるのかワクワクしてきます。
実はここのオーナー、お店の2階にある学習塾の塾長さんなんです。趣味の日本酒が高じて、お酒を集めているうちに、なんと酒屋をオープン!
年間2000本はテイスティングしており、日本酒指導師範のライセンスをとってしまうほどなんだそう。
ちょうど入店するときに、塾生らしき子どもがガラス張りの店内をのぞき込み「先生いないかな〜?」と探していました。酒屋をのぞく子どもの不思議が解決しました。
入り口の張り紙同様、こちらにも大きく「有料試飲」の文字。
そして日本酒の瓶たちが、走り出しを今か今かとウズウズしながらスタートラインに立つマラソン選手かのように並べられています。
試飲の札もいっぱいかかっていて、試飲できる数の多さにびっくりです!
日本酒に詳しくない、初めての人でもわかりやすいように、さまざまなマークが付けられています。
同じ銘柄のお酒でも、できた時期によって味が違うのですが、それを同時に試飲できます。
この味の違いがわかるようになった人が、日本酒の面白さにずぶずぶとハマっていくわけですね。
さっそく試飲してみた!
さて今回は、春の日本酒をメインに試飲しました。
東京都にある日本酒の酒造、澤乃井の花見新酒は、辛口ながらも飲みやすい口当たり。
仁勇はラベルがとても春らしく、ラベル買いならぬラベル試飲してみました。
試飲カップに移すと、薄濁りなのがよくわかります。
味はやや酸味を感じます。濃い食べ物と合いそうです。
一緒に試飲していたお客さんが、「つまみが欲しくなるなぁ」とぽつり。
オーナーは「持ち込んでもいいですよ〜!この中延の商店街にはおいしいものがいっぱいあるから、つまみにしたら最高でしょ!」と。
これにはお客さんも、予想外のゆるい返答にびっくりされていました。
寛容すぎます(笑)。
稲村屋は、生酒のものと火入れしたものとを飲み比べました。
生酒のほうはお米の味が濃くてキリッとしています。一方で火入れはスッキリして少し軽くて飲みやすくなります。
同じお米を使って同じように醸造しても、加工の仕方がちょっと違うだけで、全く違う味になるという繊細さが面白いです。
再び一緒に試飲しているお客さんから「和らぎ水が欲しいなぁ」とぽつり。
うちの水道水でよければ!とグラスに汲んで持ってきてくださいました。
サービス精神旺盛にも程があります(笑)。
さてこの辺になるとほろ酔いで気分良くなってきて、何の銘柄を飲んだのかは写真頼りになってきます(笑)。
陸奥八仙は右側のピンクラベルを試飲しました。生酒なのですが、辛口でスッキリしていて飲みやすいです。
明日の夜は塩焼きのお魚をつまみに、これをちびりちびりとのむことにします。
現在店内は、店内で買ったお酒が飲めるようにするためのスペースの提供にむけて、オーナー自作で改装中なんだそうです。改装後が楽しみです。
ぜひ日本酒好きな方は訪れてみてはいかがでしょうか。
シュウ・サケ・コーポレーション
住所:東京都品川区中延3-7-10
アクセス:東急目黒線「武蔵小山駅」から徒歩10分
電話:070-6983-8190
営業時間:13:00ー19:008(金曜日は13:00-17:00)
定休日:不定休