2021年に旗の台三丁目商店街の老舗洋菓子店「マロニヱ洋菓子店」が住人に惜しまれつつ閉店してから約3年。
先代の大野武さんからバトンが引き継がれ2代目大野大さんが、2024年4月に移転し再オープンしました。
1964(昭和39)年に旗の台三丁目商店街で開業し、今年で創業60周年。
みんなに愛された「マロニヱ洋菓子店」の味がまた食べられる!とうれくなり行ってきました。
住宅街に突如現れるオシャレな店構えとショーケース
1964(昭和39)年に旗の台三丁目商店街で開業した場所から徒歩で約5分。
品川区立旗台小学校を過ぎ旗の台シルバーセンターを直進しながら坂を進むと住宅街に突如現れる、新生「マロニヱ洋菓子店」。
焼き菓子が並んだショーケースから店主の大野大さんが対面で接客をするスタイルで、お客様は指差しでアレやコレと伝えて注文します。
右横の大きな入口のガラス戸からは、要冷蔵のケーキやプリンなどの入ったショーケースを見ることができます。
ショーケースには、昔と変わらないケーキや焼き菓子が並んでいます。
お店がコンパクトになったので、商品数は絞ったそうですが販売商品は移転前と変わらずショーケースの後ろにある工房で毎日手作りされています。
カフェなどは併設しておらず、お持ち帰りのみの対応となっています。
「マロニヱ洋菓子店」といったら「くるみ第3楽章」
クッキー生地とヌガーの組み合わせで「マロニヱ洋菓子店」のシグネチャーといっても過言ではない、人気商品「くるみ第3楽章」。
ほろ苦いくるみが絡まったヌガーとサックサクのクッキー生地が最高の組み合わせで、私は苦めのコーヒーに合わせるのが以前から大好きでした。
ショーケースを覗くと、ありました「くるみ第3楽章」。サイズはホール(2800円)とカット(300円)があります。
久々に食べましたが、昔と変わらない味で感動しました。
甘すぎないほろ苦な濃厚ヌガーとザックっとしたクッキー、贅沢な胡桃の食感がなんておいしいんでしょう。
魅惑的なケーキのショーケースも必見です
焼き菓子のショーケースがメインの店構えにはなっていますが、ガラス戸から覗くことができるケーキのショーケースも必見です。
派手さはありませんが、クラシックなケーキが並んでいます。
この日は大好きなプリン(380円)を選びました。
少しサイズの大きいプリンで、ほろ苦いカラメルと硬めのプリン。
たまごの味とバニラの香りがたまりません。
とろ~りとしたプリンもおいしいですが、大好物は昔ながらの硬め派なので最高な1品でした。
創業当時のレトロかわいいロゴマークが復活
ショップカードを何気なくいただいてきていたのですが、お店のロゴマークがレトロでかわいいんです。
ただ、私が覚えている以前のお店にはロゴマーク的なもの無かったような気がしていたので調べてみると、創業当時のロゴマークを復活させたそうです。
前の店のレジの引き出しに昔のロゴのシールが1枚だけ残っていたそうで、今見てもいいデザインだったのでフォントのみ変更をし新しいお店で使用することになったとのことです。
ご自宅のおやつとして、焼き菓子をちょっとした贈り物としてなどさまざまなシーンで寄り添ってくれるお店なのは、創業60年旗の台の皆様に愛されてきたからなんだろうな。と感じました。
ぜひ、お近くに行った際は「マロニヱ洋菓子店」にお立ち寄りください。
マロニヱ洋菓子店
住所:東京都品川区旗の台4-13-26 アパルトマンマロニエ101
アクセス:東急池上線「旗の台駅」徒歩約5分
営業時間:10:30〜19:00(14:30〜16:00は昼休み)
定休日:火曜日
電話番号:03-3782-6273
インスタグラム:@marronnier1964