本との出会いを楽しむ。武蔵小山「ひつじ堂ブックス」

みなさん、本はお好きですか?

ショッピングモールにあるチェーンの大型書店。
昔からある町の本屋さん。
個人が本棚を持ち寄るシェア型書店。
手軽に購入して読める電子書籍。
古本屋さん。

本屋さんと言っても、そのあり方はさまざまです。
武蔵小山パルム商店街を一本入った小道で、かわいらしくも個性的な本屋さん「ひつじ堂ブックス」に出会いました。

店主が選ぶ新書たち

ひつじ堂ブックスでは、新書、絵本、古本、雑貨を扱っていて、それぞれコーナーごとに分かれています。

手書きのポップがあたたかく、思わず足を止めて読みたくなります。
新書は、店主が読みたいと思った本を仕入れているそうです。

私も読んだことのある本を見つけ、

これ、おもしろかったな。
もう一度読み返してみようかな。

と、わくわくした気持ちになりました。

棚の作り方も工夫されていて、とても見やすいです。

大手の書店だと、どうしても自分の好きなジャンルの棚ばかり見てしまいます。
しかしここでは、絵本のコーナーがすぐ近くにあり、コンパクトな店内だからこそ、普段は読まないジャンルの本も自然と目に入ります。

この作家さんはエッセイも出していたのか、話題作しか知らなかったけれど実は何作も出していたのか。
そんな、いつもとは違う発見がありました。

自分の興味の外側にある本に出会えるのも、ひつじ堂ブックスの魅力だと感じました。

自分の古本を売ってみた

古本は販売だけではなく、買取もおこなっています。
文庫本、ハードカバー、絵本の古本もありました。
ハードカバーの本は書店だとそれなりに金額もするので、なかなか手が出ないのですが、古本だと気軽に買えてうれしいですね。

近所のこどもたちも売りにくるそうです。
こどもが古本屋に自分の絵本を売りにきて、また気になる本を買う。
こうした地域に根ざした本屋さんがあることも、武蔵小山がファミリー層にも人気の理由のひとつなのかもしれません
こどもに対してあたたかい人が多いのでしょう。

古本の中にはロングセラーと言われる絵本もあって、世代を超えて読み継がれてきたのかと思うとなんだか感慨深い気持ちになりました。

私も後日何か持っていこうと思い、もう覚えてしまったレシピ本を持っていったところ、5分ほどの待ち時間で買い取ってくれました。
空いていたとは言え、早いですね。
状態がよかったのか200円でした。
思わぬ臨時収入です。

あのレシピ本が、誰かの食卓を支える手助けになっていたらうれしいです。

センスのよい雑貨、企画コーナーも

文房具、紅茶、食器など。
かわいらしくセンスのいい雑貨が並びます。

ご近所のアーティストのグッズもあって、地域のつながりを感じます。

ひつじ堂ブックスではさまざまな企画をおこなっていて、それも楽しみのひとつです。

2026年5月には、「ミシマ社のちいさい本づくり展」を開催しました。
自由が丘と京都にある総合出版社ミシマ社のこだわりの本づくり。
どれもこれもはじめて見る面白そうな本が並びました。
まだまだ知らない作家さんがたくさんいて、読みたい気持ちがあふれました。

じわじわと話題になっているZINE(ジン)の取り扱いもありました。
ZINEとは、出版社や編集者を介さずに個人やグループで制作する自主制作冊子です。
文章で読ませるだけでなく、イラストや写真で構成されているものもあり、自由な表現やデザイン性も楽しいです。

近年流行りの読書会も、予約制で開催されています。
読書会とは、同じ本を読んだ人たちが集まって感想や意見を交換して理解を深める集まりです。

興味はありますが、まだ参加したことがありません。
同じ本でも、読む人によって受け取り方はさまざま。
自分以外の人がどう感じたのかを聞けるのはとても面白いと思います。

感想を語り合いながら、新しい価値観に出会えたらステキですね。
日時、テーマ、持ち物、金額などは店頭か公式SNSにてご確認ください。

オンラインで本を買うことも手軽ですが、こうやって本屋さんに足を運ぶと思わぬ発見があります。

本との出会いは、人生をより豊かにするでしょう。
ひつじ堂ブックスで、新しい出会いを見つけませんか?
きっとお気に入りの一冊に巡り合えるはずです。

ひつじ堂ブックス
住所:東京都品川区荏原3-5-23 1F
アクセス:東急目黒線「武蔵小山駅」から徒歩約8分
TEL:03-4400-7909
営業時間:12:00-19:00
定休日:火・水曜日
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。