東京のローカルフードと言えば「もんじゃ焼き」。
駄菓子店の鉄板の上で、茶椀に小麦粉を水で溶き、ソースと青のりを振りかけるだけのシンプルな作りで下町の子どもたちに食べられていたのが、いつしか大人も楽しめるもんじゃに進化していったそうです。
また、もんじゃ焼きと言えばもんじゃストリートまである、中央区の月島を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
西小山に月島で11年間もんじゃ焼きを作ってきたという店主が腕を振るう「もんじゃ焼きとがし」がとても美味しくて病みつきになると噂を聞きつけ、行ってきました。
昔ながらの駄菓子屋っぽい店内にテンションがアップ
やっと予約が取れて伺うことができた「もんじゃ焼きとがし」。
ガラガラっとドアを開けると、目に飛び込んできたのが壁いっぱいのおもちゃ。
スーパーボールに駄菓子など駄菓子屋を彷彿させる雰囲気が大人でもワクワクします。
地域密着型の昔ながらのもんじゃ焼き屋さんを目指している店主が、ご家族で来店されたお子さまにプレゼントしているそうです。
メニュー数に圧倒!もんじゃ焼き以外のおつまみも豊富
早速メニューを見て、何を食べるか作戦会議。とメニューを開いてビックリ。
もんじゃ以外の鉄板焼きを含め、サイドメニューが多い。そしてどれも魅力的です。
月島名物レバーフライ(650円)
薄切りのレバーに衣をしっかりとまとい、ザクザク食感。
ソースとからしをつけて食べると、これがビールに合う。
レバー独特の臭みは感じられず、軽いのでエンドレスで食べれてしまいそうな一品でした。
とまとのサラダ(700円)
くし切りトマトが綺麗に並べられて登場しました。
サッパリとした酸味のあるドレッシングが、食欲を増します。
箸休めとして最適でした。
鉄板焼メニューから、なすバター(580円)とチョリソー(800円)、なんこつ焼き(800円)をオーダー。
温めた鉄板にバターを溶かし茄子を並べ、焼けたところでポン酢をかけて頂きました。
バターを吸ったトロトロの茄子の甘みが口いっぱいに広がります。
チョリソーは、本気の辛さにノックアウト!大人のチョリソーにビールが進みます。
なんこつ焼きは鶏のヤゲン軟骨で、軟骨のまわりにしっかりとお肉が付いていて、満足度が高いです。
まだ、本題のもんじゃに到達していないのに美味しくて、予約困難で常にお客さんで満席な理由に納得でした。
贅沢な海鮮がたっぷり。大人も大満足なもんじゃ焼き
メインのもんじゃ焼きですが、相当迷いました。
王道の明太もちチーズやミックスもんじゃに、いかすみもんじゃやグリーンカレーもんじゃにトムヤムもんじゃなどの個性的なもんじゃまで26種もあるんです。
そんな中で、惹かれたのが「海からの贈りもの(1600円)」。
たこ、いか、えび、あさり、ホタテ、カキと海の幸満載の豪華な具材。
大きな大きな牡蠣が迫力満点なもんじゃとご対面。
自分たちで焼くこともできますし、お店の方にお願いし焼いていただく事もできます。
今回は初めてだったので、お店の方にお願いをしたのですが、手際よくキャベツや海鮮を大きなヘラで刻んでいき、土手を作って溶いた小麦粉と出汁を流しこむ。
鉄板いっぱいに、混ざった具材を広げ最後に青のりをパラパラと散らしたところで完成。
その手さばきに、見とれてしまいました。
もんじゃ焼きといったら、おいしそうな香りを我慢して我慢して小さなヘラですくいながら食べるお焦げ。
パリパリのお焦げと海鮮がとても良く合うんです。このもんじゃはソースなどは入れず塩味ベースで、最後の青のりがいい仕事をしてくれてます。
1口、また1口と食べ進め、あっという間に完食していました。
〆に最高!ジュージュー音まで美味しいカレーうどん
もんじゃをもう1品オーダーするか、他のものを頼むかと悩んでいた時に、おいしそうな香りが漂っていて、お店の方にうかがうと「カレーうどん(1150円)」とのこと。
迷わずオーダーしてしまいました。
焼きうどんの具材のお皿とカレー出汁の入った小さなソースパンが運ばれてきました。
鉄板で焼うどんを作り最後に、カレー出汁を投入すると広がるスパイシーなカレーの香り。
香りだけで、もう美味しいねと笑ってしまうほどで隣の鉄板のお客様も耐えきれずカレーうどんをオーダーする連鎖反応でした。
鰹節とお出汁で和風なカレーなのですが、しっかりとスパイスを感じるカレーうどんは是非オーダーしていただきたい一品です。
メニュー数がとても多く、お子様連れから大人同士の席までと幅広く対応が可能で多くの地元のお客様が訪れているのも納得のお店でした。
行かれる際は、予約必須です!
もんじゃ焼き とがし
住所:東京都品川区小山6-2-5
アクセス:東急目黒線西小山駅徒歩3分
営業時間:月~水、金14:00~L.O.23:00
土、日、祝日: 12:00~L.O.23:00
定休日:木曜日
電話番号:03-6426-6338
インスタグラム: @monjya_togashi