武蔵小山「スペイン食堂石井」はアットホームで最高な料理が食べられる隠れ家レストラン

「スペイン食堂石井」と聞いて「孤独のグルメのお店!」とピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。
2007年に旗の台にオープンし、大人気深夜ドラマ『孤独のグルメ』の井之頭五郎がシーズン6の第9話でおいしそうにスペイン料理を食べる姿が話題になったお店なんです。

2023年に武蔵小山に移転されても、旗の台時代のアットホームな雰囲気はそのままで地元のお客様で毎晩にぎわう店内では、スペイン料理の定番パエリアから、タパス的な軽い1皿までこだわりの食材で仕上げるスペイン料理が提供されています。

前菜からワクワクが止まらない「スペイン食堂石井」

まずは前菜盛り合わせ。
スペインといったら“イベリコ”のイメージがあるので、イベリコの生ハムにテンションがあがりました。
ピスト・マンチェゴというスペイン風ラタトゥイユにサーモン、マグロなどの盛り合わせです。

続いては、トマトとアンチョビのサラダ。
シンプルですが、アンチョビとトマトの組み合わせは外れがない、安定の1皿。
この日は暑い日だったので、このサラダはさっぱりしていてあっという間に食べてしまいました。

大人から子どもまで地元の方に愛されている「スペイン食堂石井」らしく、誰がたべてもおいしくて納得する前菜でした。

五郎さんも大絶賛した大きなマッシュルームの鉄板焼き

「スペイン食堂石井」看板メニューの『長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き』。
しっかりと肉厚なジャンボマッシュルームを鉄板で丁寧に焼き上げた1皿。
これを食べて胃袋をぎゅっと捕まれ、この後の料理がさらに楽しみになりました。
アツアツのオイルとマッシュルームの肉汁が相まって、この上ない幸せな口の中になります。

「ワインを片手に、このマッシュルームを食べると危険だね」と一緒にテーブルを囲んでいた友人と注意して食べ進めました。
ドラマでは、五郎さんが「マッシュルームのおいしさって、今の今まで知らなかったのかもしれない。長谷川さん恐るべし。」とペロリと食べているシーンがとても印象的でした。

続いて「平飼い富士の玉子のスペインオムレツ」。
ずっしりと贅沢に玉子を味わえるオムレツで、アイオリソースが相性抜群でした。
フレンチの料理人としてホテルパシフィックに勤務し、その後都内のスペインレストランで働いていた石井シェフの確かな技術が分かるお料理が多く、どれもとてもおいしいです。

そして、「スペイン食堂石井」では、お肉のメニュー以外はハーフサイズをオーダーできるようになっているので、1人で行っても色々なメニューが食べれるようになっています。
素晴らしいホスピタリティですね。

これぞ真骨頂!パエリアのおいしさにノックアウト

最後はパエリアを2種類オーダー。

イカ墨のパエリア 2100円(1人前)

イカ墨の魚介の旨味とトマトが効いた濃厚なパエリア。芯が残りお焦げがあるパラパラ系ではなく、本場スペインの水分がしっかりと残っているしっとりとしたものでした。
このイカ墨のパエリアが、1口たべるとさらに1口、また1口と癖になるパエリアで、イカ墨のおいしさを充分に堪能できます。

魚介のパエリア 2100円(1人前)

大きな海老、あさり、ムール貝にイカなど魚介たっぷりのパエリア。
魚介の出汁をたっぷりと吸水したお米のおいしさに、驚きました。
レモンを搾って爽やかさをプラスしても、これまたおいしかったです。

なかなかスペイン料理を食べに行こうという機会がないのですが、「スペイン食堂石井」の、アットホームで“食堂”という気軽に伺える雰囲気がよく、他のメニューも食べてみたいので通いたいと思います。

スペイン食堂石井
住所:東京都品川区荏原2-17-19 武蔵小山グランドハイツ106
アクセス:東急目黒線「武蔵小山駅」徒歩約7分
営業時間:
ランチ 11:30〜13:30(木、金、土、日曜日)
ディナー 17:30〜21:00L.O(月、水、木、金曜日)
     17:00〜21:00L.O(土、日曜日)
定休日:火曜日
電話番号:03-3784-7336
インスタグラム:@spainshokudo_ishii

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。