武蔵小山|また行きたくなる創作イタリアン「キッチンリブス」

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武蔵小山商店街パルムを抜けて、少しだけ外れたところにある、小さなレストランを紹介しましょう。

その名は「Kitchen Ribs by Shun Tamura(キッチン リブス バイ シュン タムラ)」(以下、キッチンリブス)。

外観はこぢんまりしていますが、観葉植物がほどよく茂っていて、まるで隠れ家のようなお店なんです。

めかしこんで行くより、気兼ねしない人とふらっと入りたくなるお店です。

小さな店だからこその、心地よさがある

キッチンリブスは、店主さんと奥さまのご夫婦で営業されています。

店内はコンパクトで、カウンターは11席。そのサイズ感がいいんです。

ほどよい距離感で、必要なタイミングでさりげなく気配りが届く居心地の良さがあります。

天気のいい日は外席もおすすめ。犬連れのお客さんが外でのんびりと飲んでいることもあるそう。

この日も仕事終わりのサラリーマンがワインとおつまみを楽しみながら、黄昏ていました。

夏の涼しい夜や、春や秋の穏やかな季節には、外での一杯がより気持ちよく感じられそうです。

内装はナチュラル寄りで、落ち着いた雰囲気。

店内の壁画はなんと店主さん自身が描いたそうですよ。

手書きメニューと季節の料理たち

カウンターに座り、手書きのメニューを眺める時間は、それだけで気分が高まります。

店主さんいわく、メニューは固定ではなく「基本、なくなれば変わる」というスタイル。

旬の食材が入ったら作るし、仕入れが終わればまた次へ。

だからこそ、何度行っても「今日のおすすめ」が気になります!

さらに、料理の発想源はその日の食材だけではありません。

独立されるまでに店主さんが経験してきた、イタリアン、フレンチ、和食料理など、さまざまな現場の積み重ねが、いまの一皿の引き出しになっているそう。

それだけに料理はどれもイタリアンの枠にとどまらず、カリフォルニア料理などの要素も取り入れられています。

「とらわれるのが嫌なんで」と笑いながら話す店主さんの言葉通り、ジャンルに線を引くより、おいしいを追及した料理ばかり。

その自由さが、何度来ても飽きない理由のひとつです。

「創作イタリアン」と紹介されることが多いキッチンリブス。店主さんの感覚としては、ワインを中心とし、それに合う食事やおつまみを考えているそうです。

心強いのが、ソムリエ資格を持つ奥さまの存在。料理に合わせたワインを提案してくれます。

選ぶ基準は、料理に合うこと、自分たちが飲んでおいしいと思えることだそう。

ワイン好きですが、詳しくない私は「重めでフルーティな赤ワインが飲みたいです」と、かなりざっくりお願いしました。

それでも、料理との相性を考えながら、ぴったりの一本をさらっと提案してくれて「あ、こうやって頼んでいいんだ」と一気にハードルが下がったのを覚えています。

気負わず相談できるのはうれしいですね。

お客さんは、お酒を飲む人と飲まない人が半々くらいとのこと。食事だけでも十分満足でき、ワイン好きならさらに楽しめるお店です。

心躍る絶品グルメの数々

季節や仕入れで料理の内容は変わるので、あくまで「ある日の一例」として私たちが食べた料理を紹介します。

最初に何を頼むか迷ったときには、前菜の盛り合わせがおすすめ。少しずつ、いろいろな味わいが楽しめます。

個人的にはレバーパテがお気に入り。クセが強すぎずなめらかで、ワインがすすむ味です。

こちらは、季節魚のカルパッチョ。夏はスズキなどになるそうです。

野菜や薬味の組み合わせが気持ちよく、白ワインと合わせると一気に整います。

別日に食べたタイのカルパッチョは、歯ごたえがしっかりしていて、これも良かった!

ズッキーニとしらすの前菜。さっぱりしているのに、ズッキーニの甘さがちゃんと残っていて、箸が止まりません。

白桃とモッツァレラのサラダ(夏)には、思わずテンションが上がりました!

みずみずしい白桃の甘さと、モッツァレラのミルキーさ。間違いない組み合わせで、季節のごほうび感がすごい一皿でした。

キッチンリブスの看板メニューであるスペアリブ。一度煮込んでから焼き上げるため、旨みがぎゅっと閉じ込められています。

表面は香ばしく、ナイフを入れるとほろっとほどけるやわらかさ。

旨味たっぷりのソースを、下に敷かれたなめらかなマッシュポテトに絡めて食べるのが、これまた最高なんです!

私たちは「重そうだし1人1本でいいかな」と控えめにしたのですが、正直……1人で2本いけるおいしさでした。

〆で食べたグリーンカレー風リゾットです。

パクチーがふわっと香って、コクがあるのに重すぎない。ワインにも合う不思議なバランスで、食べ終わったあとも余韻が残ります。

別の日にこれだけ食べに行ったくらい、ハマってしまいました。

そして、料理だけじゃなく飲み物も良かった。

杏仁レモンサワーは、杏仁の甘い香りとレモンの酸味がふわっと重なって、想像以上に相性がいい。

甘いお酒は普段あまり……という方にも、試してみてほしい一杯です。

何度でも行きたいお店

店主さんは、饒舌にこだわりを語るタイプではありませんが、ふと出た言葉が印象的でした。

「すごいこだわりってほどじゃないけど、丁寧には作ってますね」

この丁寧さが、食べれば舌に伝わってきます。

月~木曜日の早い時間にはハッピーアワーもあり、仕事終わりにふらっと一杯、という使い方もしやすい。

カウンター中心の店内なので、一人で来ているお客さんも多く、一人飲みに慣れてない方にもおすすめです。

武蔵小山の夜に、ふと思い出してしまう一軒。

次はあなたの「また行きたくなる店」になるかもしれません。

Kitchen Ribs by Shun Tamura(キッチン リブス バイ シュン タムラ)
住所:東京都品川区荏原3-5-6 リベラルハウス1F
アクセス:東急目黒線「武蔵小山駅」から徒歩約8分
TEL:03-6426-6098
営業時間:17:30-23:00(L.O.22:00)(月-木曜日 17:30-20:00はハッピーアワー)
定休日:不定休(営業時間、定休日は食材の状況によって変更となる場合あり)
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。